幸せ行きのチケット

「ねね、君も空いてる?今週の日曜日。」

「え…、空いてますけど…。」

「なんでこいつ…!」

私は友利達にばれないように祐輔の袖をひっぱった。

祐輔も理解してくれたらしく、おとなしくなった。

「ってことで、今週の日曜日にこの4人で水族館ね。時間と待ち合わせ場所は、うちと友利が相談して、並木君には友利が教えて。うちは祐輔に教えるから。」

「分かった。」

「そゆことで、教室行こっか。」

並木君と呼ばれる子は、友利が好きなんだろう。

ずっと友利を見ていた。

まだ別れてない彼氏の前だと言うのに。

祐輔はちょっと暗い顔をしていたが、我慢してくれているようだ。

友利はと言うと……、複雑なんだろう。

祐輔が好きだし付き合っているが、並木君も好きだという二股。

そして私は、かなりの有頂天。

なにもかも急に上手くいくようになってしまって、流れに身を任せる形になっている。

………これから、私達の関係は一気に崩れていくのだろう。