幸せ行きのチケット

言った後、少し後悔した。

もし、このことを友利が知ったら……。

でも二度と戻れない。

俺らの思い出は、ただの過去。

『永遠に忘れられない』

そんな過去になるんだ。

幸せの日々。

友利の笑顔。

いつもたえない笑顔で話してくれたな。

ありがとう。

やっぱり忘れられないんだ。

本当はまだ友利が好きなんだ。

そんな気持ちを無理矢理消して、電話の相手に集中した。

「祐輔?友利は?あんた彼女いんだよ。」

「お前言ったよな。……今日お前が抱きしめてる時、『いつか祐輔の中から友利を消してみせる』って。」

「……そう…。やっと、(笑)やっと私の願いが叶ったわ。(笑)」

「なんでそんなに笑ってんだよ。」

「いや、別に。友利は大丈夫なの?」

「友利にはまだ言ってない。けど、あいつには好きな奴がいるみたいだしな。」