幸せ行きのチケット

★★★★★★★★★★★

目の前の光景は、俺の心をぐちゃぐちゃにした。

俺の心の中に合った、友利の笑顔も、泣き顔も、甘え顔も、天然顔も。

全てが嘘に見えた。

友利が裏切った。

俺の全てである友利が。

俺を捨ててしまった。

友利を抱きしめている男は見たことがない。

ただ、同い年じゃないことは分かった。

後輩か………。

後輩なんかに友利を取られるなんて。

絶対許さねぇ。

俺は友利の元へと走り出した。

そして、男を離したとたん、殴った。

「テメェ、俺の友利に手出してんじゃねぇぞ!」

2回目の手を出そうとした時、友利があいつをかばった。

「祐輔!もうやめて!」

「友利!どけ!」

「嫌だ!」

「なら友利はこいつのこと好きなのかよ!」

「……………。」

友利は、黙りこんでしまった。