幸せ行きのチケット

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中学三年生。

そろそろ義務教育を終える頃だった。

親が離婚して、父親と一緒に暮らし始めた頃、私は親父と喧嘩した。

「なんでお母さんいないの?なんで離婚なんてしたのよ!」

「友利!」

家を飛び出し、行き先も決めずに走った。

涙をこぼしながら走った。

前が見えなくて、もう苦しくて、走りたくなくなった時ついた場所は、坂を登った所の暗闇だった。

暗い所は見えにくくて危ないと思った。

でも今の私に明るい場所なんて似合わなかったから。

私は暗闇にゆっくりと進んでいった。

以外に険しい道ではなくて、普通の道だった事にびっくりした。

そして辿り着いた。

広い場所に着いた私は、誰かがいることに気付いた。

その人は策に手をついて、遠くを見つめていた。

目線の先は、絶景が広がっていた。