幸せ行きのチケット

亜由美だって、隠し事してるんだよね。

なら私だって嘘ぐらい…。

「そっか…。さっきの授業、ちゃんとノートうつしておいたからね。今日貸したげる。」

亜由美は優しい。

だから今までずっとそばにいた。

でも、こんなことになるなんて。

どうしたらいいのかな。

私には、誰もいない。

祐輔も、亜由美も…。

でももし、祐輔が私に亜由美のこと話してくれたなら、祐輔を信じれる。

だから、帰りに言ってくれるのを信じてみる。

そうすれば少しは心の重荷も晴れるかなぁ。

「ありがと。」

それだけ言い残し、チャイムが鳴って、授業が始まった。