幸せ行きのチケット

「サボるならな、最初に『さぼりま〜す!』って言ってからにしろ。」

「え、言ったらサボってもいいんですかぁ?!」

「ダメだ。」

なら言うなよ。

「遅いよ友利〜。……お腹大丈夫?昨日変なの食べたからでしょ〜。」

急な亜由美の助け船にびっくりした。

「朝変なもん食べたからだわ〜。腐ってたのかもしれへんわ〜。」

「っとに……。工藤!お腹こわす暇あんなら勉強しろっ!今日は許す。」

「やった〜!」

亜由美のおかげで助かった。

私と亜由美は教室に戻り席についた。

亜由美は私の席にやってきた。

「友利。なんでサボったん?うちおらんかったらあいつにめった刺しにされるとこやったよ〜。何してたん?」

「なんかさ、授業受ける気分やなくて…。気分悪かったしさ。屋上で休んでた。」

初めて亜由美に、嘘をついてしまった。