え、?
いきなりテストの話ですか?
まぁ、確かに勉強苦手だからヤバイですけど、この空気からその話持ち出すとは強者だな
「どうせまた、勉強教えて〜って泣きついて来るんだろ?」
「そ!そんな事、あ、るかもしれませんね」
「じゃあ、テスト期間中部活休みだしそん時に俺の家来いよ」
ドキッ
琥珀の家には何回か誘われ行ったことがあったが、その誘う時に少し強引さが入っていていまだに慣れない
それにさっき家に来た時に親の事話すって言ってたからその時に話すんだよね
「う、うん!
今回こそ頑張ったなって言わせてやるんだからね!」
「そーかよ」
まったく、いつものツンツンがでたよ
ま、そんなとこも好きだけど
それからは他愛ない話をして昼食を済ませた
って言っても、一人トークみたいな感じだったけど
教室に戻ってからは千夏に今回は琥珀に勉強を教えてもらう事になった事を話した
「あ、マジ?良かったー、紫苑君が一緒に勉強したいって聞かんけん、断るの申し訳ないなーって思いよったところやったと」
「そーなんだ?
ちょーどよかったんだね!」
「うんうん!」
私は琥珀の抱えている物がどれほどのものか軽く考えていた事を琥珀の家に行った時に思い知る


