あれは今から12年前。
私がまだ四歳のときだった。
あの頃の私はとても純粋で、とにかく信じやすい女の子だった。
つまり、とても良い子。
逆に優は、私と正反対でとにかく悪ガキ。
平気で嘘をつき、平気で人を泣かせる、まさに極悪人。
そんな私と優は正反対ながらも、何故か仲が良かった。
毎日一緒に遊び、たまにいたずらしたり。
(全て優にそそのかされてやったこと。)
そんなある日、優といつも通りに公園で遊んでいると、突然優はこう言った。
「男の子は、好きな人を見たら笑うんだって。」
何故この話になったのかは全く覚えていない。
でも、この言葉だけはあまりに衝撃的すぎて覚えている。
「だからね、男の子が自分の事を見て笑ったら、それは好きって事なんだよ!」
もう一度いうが、当時の私はとても信じやすい女の子だった。
つまり…
信じてしまったのです。
この言葉を。
こうして、私の自意識過剰生活が幕を開けた。
私の犠牲になった人は数知れず…
子供の頃に植え付けられたものはなかなか取れない。
自意識過剰と自覚はしているが、どうしてもなおせない。
そうして、高校生の今も、私の自意識過剰は続いている。
エスカレートをして…

