自意識過剰の恋愛話



「ただいまー。」


「おかえり、華。


どうだった…ってもういいのね。」


教室に戻ると私の唯一の友達、田辺 優(タナベ ユウ)が、大きなパンを食べているところだった。


美少女が大口でパンを食べる姿はなんとも異様。


皆から注目の的になっていた。


「あんな根性なし好きになるだけ無駄だった。」


「あーぁ、可哀想に。」


クスクスと笑いながら、思ってもいない感想を述べる優。


可哀想なのは私だ。


せっかく両想いだと思ったのに、相手が根性なしだったばかりに逃げられて。


「あんたのその惚れやすさはもう病気だね。」


「失礼な。」


大体、私がこうなったのは全部優のせいなのに。