しばらくして杉浦くんが帰ってくると、クラス中が杉浦くんへのブーイングに包まれた。



「うわ。皆杉浦責めてるよ。しょうがないのにねぇ。」


「うん…ひどいね」


「冷たいわーー」




そんなことを話しながらも、頭の中はクラス班別削除ゲームの事でいっぱいだった。


でも、好未も上の空なのが分かった。


クラスの皆も、心なしか青ざめているように見える。

皆、やりたくないんだ。









怖い。




こんなこと、やりたくない。