僕はおばあちゃんにすぐに追いついた
おばあちゃんは苦しそうに荷物を持っていて、僕はその荷物を持ってあげた
「あ、あなた…」
「運びますよ
僕、今暇なんで」
僕はニコッと笑っておばあちゃんに言った
後ろをチラッと見たがカーラさんはいなくなっていた
「……じゃあ お願いしようかしら」
「はい!」
藍なのか確かめるんだ
もしホントにこの人が藍なら…
あのときのこと謝らないと…
「さっきの人は…?」
「それが…
気づいたらいなくなってたんですよ
大丈夫です
あの人は…」
天使だからね…
何か起こることはないだろ…
「そう?」
おばあちゃんはあまり気にしていないのか深くは聞いてこなかった

