「あ?愛しの女に会いに行くんだろうが」
「つ、連れて行ってくださるんですね!?」
二十年後の世界だから…
藍がどこにいるか分からない…
もしかしたら、僕のことなんか忘れて結婚してるかもしれない…
それでも、藍にきちんと会って
謝りたい!!
あのときは、ごめん…って伝えたい
「あのさ、お前忘れてねぇか?
なんで俺が二十年後の世界にお前を連れてきたのか」
「あっ…そうだった!
ど、どうしてですか…!?」
なんで二十年後なんかに…!?
今の時代でもよかったじゃないのか…?
「ああ…もういいわ
怒るのもめんどくせぇ…
その愛しの女に会えば分かる
行くぞ」
「は、はい…っ!!」
カーラさんは、何がしたいのか分からないけど…
藍に会えるなら、なんでもいいや!