「みんなっ!なんでっ!!
あたしいじめてなんかないっ!!
媛奈ちゃんの自作自演だよっ!」
「何いってんだよお前!
じゃあ媛奈の身体にある傷はなんだよ!
お前がやったんだろうがっ!!」
やってないよ、あたし知ってるんだよ。
媛奈ちゃんが自分で傷を作ってること。
「なんで、信じてくれないの…?
雷牙なら、信じてくれるよね?」
そう言ったとき、雷牙があたしに近付いてきた。
雷牙…信じてくれるんだね……
雷牙が目の前に来たとき、
バキッ
「げほっごほっ…ら、いが?」
雷牙はあたしのお腹を殴った。
「お前はもう仲間でも姫でもねえ。
出てけ。裏切り者」
雷牙………っ!!
