背中と腰と脚の痛みを感じながら何とか、家にたどり着いた。



家には、心配してくれるであろう親もいず。



着替えて、保険証を持って、歩いて最寄りの病院に行った。



「浪月帝さん、浪月帝さん、Bの部屋にお入りください。」



「痛いのはどこですか。」

「背中と腰と脚…です。あれ?何か、首と肩も痛いかも。…です。」

「いつからですか。心当たり、ありますか。」

「今日、階段から落とさ…コホン、転びました。」

「では、レントゲンをとってみましょう。」



レントゲンをとって、再びBの部屋に戻った。



「痛みを訴えていた部分ですが、まず、首から。少し、筋が伸びていると考えられます。骨には異常ありません。次に、肩です。…ヒビが入っています。そして、背中と腰と脚は完全に折れています。

全治4ヶ月〜5ヶ月です。」



「バスケ…部活は?」



「致命傷です。出来るとしても1年後でしょう。本気でする事は勧められません。」