「…うわ…っ」 そう言った瞬間。ぽろぽろとご飯が落ちて。 ヨルさんは逃す事なくありついた。 「ミャーア」 満足そうに目を細めたヨルさん。…とは対照的に、夏目は慌てだす。 「ごめ…トワ……ティッシュ箱とって」 そう言われて、噴き出しそうなのを堪えながら渡す。 「ニャー」 ヨルさんがもう一度、満足そうに鳴いた。