「……ふわぁ…」 ……眠たい。 どうして私は、電車通学なんか選んでしまったんだろう。 なんて。 高1の春に今更思っても仕方ない。 心地よく揺れる電車が気持ちよくて、更に眠気を誘うのは日常茶飯事。 今日もその、何気ない1日の1ページ。 ゆらゆらとやってくる睡魔と闘いながら。 いつも通りに学校へ向かった。