雨も好き。

「やっば!!!なんで起こしてくれなかったのー!?」

「日曜日に起こすといっつも不機嫌になるのは誰よ?」

自分が寝坊したくせに、やり場のない苛立ちを親にぶつけるとは、あたしもダメな娘だ。

そういえば、服を選んでいなかった。

どっちでもって言ってたし、制服でいっか。

急いで洗面台に立ち、ドタバタと家の中を駆け回る。

バッグに財布と携帯とポーチを入れて、おっと、プレゼントを忘れてはならない。

「行ってきまーす!」

小走りで、しかし汗をかかないように、でも電車には遅れないよう、色々と気にかけながら駅へ向かう。

走りながら、いつもよりひとつ多くスカートを折った。