雨も好き。

友達はそれを瑛星へのプレゼントだと思っただろうし、あたしもそういう体で買い物に来ていたので、少しお茶をして帰った。

家に帰って、そのラッピングされた渡せないだろうブツを何度も眺める。

本当に何がしたいんだ自分は。

次の日学校に行くと、その子が瑛星になにやら話してるようだった。

どこまで話したのかわからなかったから、結局瑛星へのプレゼントもブレスレットを選ばざるを得なくなった。

それから水曜から金曜まで、放課後はひとりで街へ行った。何度も往復し、同じ店を廻り、迷いに迷ってなんとか決めた。

翔ちゃんにと思ってラッピングしてもらったものよりも、少し高いものを買って、なんとなく心の折り合いをつけた。


そういえば、集合場所は学校だけれど、中に入るのだろうか?

制服?私服?

瑛星に聞いたら、一言

『どっちでも。』

とだけ返信された。

てことは私服でいいのかな?

そんなやりとりがあったのは、土曜日の夜のことだった。