ドキドキしすぎちゃって、気絶するよ!


うぁーーー……っ!


「ちょ、おい。梨勢?」

「……へぁっ!あ、ご、ごめん!」

「おー。んで、どうした?」


私の変な様子をみて、心配に思ったのか、少し不安そうな顔で、私を覗き込む芯。


……ううっ。


顔が無駄に近い…っ!


芯が、私の顔を覗き込む様な大勢でいるため、とてつもなく近いのだ。



「おーい、梨勢?」

「えっ、あ!」


そんな芯の声で、ハッとする私に、少し笑みをこぼすと、芯は元の大勢に戻った。