栗生くんは、意外と小悪魔



『楽しみにしてろよ。』

『え?』


”楽しみにしてろよ”、そんな言葉に、軽く首をかしげる。


どういう意味だろ?


もしかして、祝ってくれたり……するの、かな?


心の中に、淡い期待がわく。



『じゃ、俺風呂入るから切るわ。』

『え、あ、うん。分かった。また、いろいろ決まったら、今日中に、メールで連絡するね』

『…ん、サンキューな。』


”分かった”、なんて口では言ってるけど、本当は寂しくて仕方がない。


ずっと話していたい
ずっと笑い合っていたい。


そう思っている私がいる。


李雨を、好きになるほど、貪欲になっていく。


離れたくない。
そばにいたい。
名前呼んでほしい。
ギュッて抱きしめてほしい。


そんな気持ちで、いっぱいになる。