栗生くんは、意外と小悪魔



早く、出ないかなあ。

早く、早く……♪


そう思い、頬に手を当て、顔を揺らしていた時だった。


『……ん、俺だけど。』

『あぅっ!李雨っ!』


突然、聞こえてきた李雨の声。


いつもとは、少し違う声色に、ドキッと胸が跳ねる。


『……んだよ、驚きすぎだろ』


そう言って電話越しで、笑う李雨。


……うぅ、やだ〜。


すんごく、ドキドキする……。


調子に乗って、電話してみたものの…。


電話って、こんなにドキドキするものだったけ!?!?