栗生くんは、意外と小悪魔



__________トンッ


そんな音が、隣から聞こえて横をチラッと見る。


そこには、栗生の手が置かれていた。


もう一方も、見てみたけど、そっちもだめだった、手が置かれていた。


つまり、今の私には逃げ場がない。


うぅ〜……、やばい!!


「なあ、相田。どうなの?俺と付き合わねーの?」


そう言って、私の顔を無理やり覗き込んでくる栗生。


「なあ、梨勢…?」

「へっ!?」


いきなり、名前呼びをされ驚いた私は、ついつい上を向いてしまう。


梨勢…って。

梨勢っていった……。


そう理解すると、ますます顔が赤く染まっていく。


やばいよ、やばいやばい!!


超、恥ずかしいじゃんか!