栗生くんは、意外と小悪魔



やだよ、やだやだやだやだ!!


こんな奴に、
ましてや好きでもない奴に、

ファーストキスを奪われるのだけは、本当勘弁!!!!


絶対、やだよ!!!


そう思い、力一杯、抵抗する……が、やはり叶わない。


あぁ、もう!!


やだ……。


途端に溢れ出す涙は、私の頬を優しくそっと濡らしていく。


「ふふふ」


そんな私をよそに、気持ち悪い声をあげるコイツ。