『すみません。堤川さん寝たいですよね。私、ソファに行きますので寝てください』
そう言っても、特に動いてくれず
返答もせず、ただ頭を撫でるだけ
「髪……柔らかいね」
『え?……あ。前は真っ黒でただ纏めてたんです。けど、それが嫌になっちゃって……今は気に入ってます』
うん、うんって聞いてくれる
なんか、余計な事まで話してしまいそう
「俺も好きだな、これ」
そう言って、私の髪を指に絡める
恥ずかしいったらありゃしない……
「あ、絡まっちゃった」
そう言って、もう片方の手で髪に触れる
私を抱きしめる形になった
「女の人の髪の毛って男と違って細いんだね、なんか切れそうで怖い」
『ふふ、簡単に切れませんよ。……堤川さんの髪の毛も柔らかそうですよね』
そう言って、堤川さんの方に視線を移す

