一年の恋。一年後の恋。



ん………朝か。
洗濯を終えてから毛布を出し
私はソファで身体を休めた


堤川さんは……寝ている
顔色も良さそうだ。


堤川さんが起きる前に
お風呂入っちゃおう……
堤川さん、起きたら
お風呂入った方がいいね


さっさと済ませて上がらなきゃ……



お風呂から上がる
けど、部屋は静かだ
堤川さんはまだ寝ている


朝ごはん……作ろうかな


濡れたままの髪
いつも乾かしたりしない

面倒くさい。



朝ごはんの準備をしていて
堤川さんが起きたのも気がつかなかった


トンっ……


「髪の毛、乾かさないと……風邪ひくよ」


『起こしちゃいました?』



「んん……いつもこの時間に起きてるから」


『お風呂で温まってきてください』


「ん……ありがと。けど、もうちょっと」


もうちょっと、こうしてたいってこと?
後ろから抱きしめられている私


具合が悪い時って心細くなるよね
昨日もそうだった……


『大丈夫ですよ、どこにもいきませんから。安心してください』


そう言ってお腹に回されている
堤川さんの手に自分の手を合わせる