家に帰ると
堤川さんはスヤスヤ寝ている
荷物を整理し、
熱冷ましシートとタオルを持ち
堤川さんへと近づく
薬が効いているのか
荒れた息はしていない
すごい汗……
額の汗を拭き
熱冷ましシートを貼る
……起きない、
うん、大丈夫!
さて、起きたらご飯だな
野菜、切っちゃったけど……
あれを使って雑炊にしちゃおう
柔らかく煮込めば食べれるはず
私はキッチンへ向かった
「ん、ん……あれ?」
『……、堤川さん目が覚めました?』
ベットの近くへ行き腰を下ろす
「あ……そうか、泊まらせてもらったんだった……ははっ」
『熱、計りましょうか?』
そう言って体温計を渡し
堤川さんのおでこに貼った熱冷ましシートを剥がし、汗を拭き
新しいシートを貼る
ん?……み、見られてる?
「……なんか、いいなぁ。こういうの」
『ん?……お母さんみたいですか?』
そう言うと笑われてしまった
ピピッー
体温計のお知らせ音が鳴り
堤川さんから体温計を預かった

