「ごめんな、真紀」
私の様子に気がついた誠は
私を気遣い声をかけてくれた
その様子を見ていた三条さんは
クスクス笑っていた
「なんだよ、」
誠さんが、面倒くさそうに言う
「ううん、誠くんが女の子に優しいのは知ってるけど、そんな顔してるのは初めて見たわ」
その言葉が私にはわからない
だって、いつもと変わらないから……
「真紀さんのこと、本当に好きなのね」
「良かったわ、誠くんが幸せになってくれて……みんな心配してたから」
その発言に、誠は
「余計な事、話すな」
そう言って、少し不機嫌にも見えた
誠が席を外した時、三条さんが教えてくれた
誠は学生時代から、女の子とまともな付き合いをしていなかったという
親が社長だから金持ちだろうと近寄る女が殆どで、友人の中では女不信になったって話になっていたらしい

