一年の恋。一年後の恋。



それから1週間、堤川さんからはなにも連絡がなかった

別に連絡を待ってるわけじゃない



コーヒーを淹れていると電話がなった
出ようと思ったけど、宮西さんに手で止められ、宮西さんが電話に出てくれた


「はい、藤川コーポレーションで……あ、堤川くん、俺だ、宮西だ」


その声に反応してしまった
電話の相手は堤川さんか…


「あー、その資料はこっちだな。うん……あー、わかった。……ん?あ、今は席を外してるから、連絡させるわ」


事務所にいる人たちにコーヒーを配る


宮西さんの机にも置いて、戻ろうとしたら宮西さんに呼び止められた


「真紀ちゃん、堤川くんが連絡欲しいって。あいつ毎月数日こっちに来ることになったらしくて、いろいろ手続き必要だから、聞きたいってさ」


毎月……数日だと?
いやいや、来なくていいから…


『はぁ……わかりました』


仕事と言えども、面倒な相手だ