一年の恋。一年後の恋。



驚きすぎて何も言えない
そのまま手を引かれ
エレベーターに乗り、
部屋へと連れて行かれる


まさか……
そう思っていたけど予感は的中。


「ここ、人気高くてさ。なかなか空かなかったんだ。どうぞ……」


ここはまさしく、私が住んでいた部屋
……こんな偶然ってあるの?



「真紀?」


私が好きで買った部屋
あの窓から見る景色が好きで
よく、外を眺めていた。


懐かしい……
あの頃は黒ずんで見えた景色も
今は綺麗に見える


『私……前にここに住んでたの』



「……えっ!?」

堤川さんの驚いた声
そりゃそうだよね……