「笹森、頼むな…。あの子は人一倍頑張り屋だし、何に対しても全力……な、癖に素直じゃない。新人の頃、よく怒鳴ったが、あいつは俺たちの前で絶対弱音は吐かなかった。いつか壊れるんじゃないかって心配していた……案の定、壊れてしまったが……」
「……けど、久しぶりに会った笹森は俺の下で働いていた笹森ではなかった。だから安心した。きっと堤川くんのお陰かな?……あいつのこと、幸せにしてやって……って、これは二人の問題だから、俺が言うことじゃないな、すまん」
慌て笑うように言う杉下さん
杉下さんの優しさに目頭が熱い
「杉下さん……お気持ち感謝します。真紀も杉下さんに思ってもらって、喜んでいますよ。……俺はまだまだ未熟ですが、真紀を幸せにしてやりたいって思ってます。できるなら、手元に置きたいって……。時間をかけてもいい、真紀のペースに合わせながら、やっていけたらって思ってます」
堤川さんの言葉が、余計に熱くさせ
我慢していたモノが流れ落ちる

