一年の恋。一年後の恋。



ビールを頼み、乾杯する


『宮西が言ってたって、なんですか?』


「ん?あー…笹森の事を教えてくれた時にね、「うちの若いのが真紀ちゃん狙ってるんだ、真紀ちゃんもまんざらじゃない顔してる」って。あのおっさん、そういうのだけはわかるんだよねー、へんな勘が働くっていうやつ」


あー……確かに
ちょいちょい、言われてる
堤川さんも、わかったみたいで
二人で苦笑いしてしまった



長々と楽しい時間を過ごした私たち
トイレに…と私は席を立ち、戻ろうとした時、二人の話し声が聞こえた



「……だな」


「はははっ、そうですね」


二人とも、楽しそうに話している


「堤川くん……俺が言うのもなんなんだけど……」


その言葉に扉を開けようとした手が止まる


「はい」


堤川さんも真剣な声……