きゃらめるみるくてぃー

病室に帰ると、もう回診は来ていた。


「あ、すいません!葵早く」


流奈にせかされて、呆けたまま診察を受けた。


「どうしたんの?
考え事?」


「…先生。
恋見れます?」


あたしの言葉にそばにいた組員の顔が凍りついた。


「葵ちゃん、恋をしているの?」


先生はいつもみたいにニコリと笑って聞いてきた。


『いや、恋してるのかしてないのか知りたくて…』


やっぱ一生に一度ぐらいはしてみたい。


「それはね、誰かに聞いても分からない事なんだよ。
自分の事は自分に聞くしかない。
でも自分が自分に嘘をつかなければそのうちおのずと気持ちは見えてくるよ」


何かさっきの流奈みたいな事言ってる。


好きか嫌いかで聞かれれば好き。

でもそれが恋なのかは分からない。