きゃらめるみるくてぃー

あたしの言葉に龍は一瞬目を見開いたが、すぐに元に戻った。


「おまえの母親、学費も出さなかったのか?」


こんな有名ヤクザに娘売るような人が学費なんて払ってくれるわけないじゃん…


『そんな事するわけない…
会ったんなら分かるでしょ?』


その言葉に龍は納得したようだった。


「じゃあそれで払え」


それでって言っても…


『そんなん一生かかっても返せないと思うよ?
不景気だし。
女子高生の体に払う金なんてたかがしれてるよ』


龍みたいに平気で1000万も貸せちゃうお金持ちもいるのに…