きゃらめるみるくてぃー

まだ健さんは集中治療室にいるみたいだ。


ネームプレートを確認して部屋をノックした。


「はい」


あれ、今の声…健さんじゃなかった気がする


『健さん?』


名前を呼び掛けて部屋に入った。


「葵ちゃん!
無事でよかった…」


健さんがベッドから飛び降りで、あたしの体をペタペタ触って来た。


『あたしは全然大丈夫だよ。
入院になったのだって自分でやった事だし』


実際、自分が切った傷が深くて出血しすぎて倒れたんだし。


「健。あんまり触ると龍さんに怒られますよ…」


ボソッと言ったのは悠さん。


さっきの返事は悠さんだったんだ。