きゃらめるみるくてぃー

『もし、夢ちゃんに困った事があったら電話して?』


紙を渡すと夢ちゃんは紙とあたしを交互に見た。


「何かあったらかけてもいいの…?」


不安そうに聞く夢ちゃん。


あたしは不安を取り除くようにニコリと笑ってみせた。


『うん。いつでもいいよ。
休みの日でも夜中でも。
夢ちゃんがあたしの声聞きたくなったらかけて来ていいからね?』


夢ちゃんは今までで一番いい笑顔になった。


「絶対よ?
夢がかけたら出てね?」


嬉しそうに言う夢ちゃん。


やっぱり身内が母親しかいないのは寂しいよね…


『うん、約束』


小指を差し出すと夢ちゃんはそれに指を絡めた。


「ゆびきりげんまんっ」


ほんとに可愛いな


「おねーちゃんお名前なぁに?」


そういえば自己紹介まだだっけ…


『村上葵だよ。
よろしくね』


「あおちゃんねっ。
私は水島夢乃。」



『あたしたちもう友達だよ』


夢ちゃんは何度も頷いた。