「…葵ちゃん、さがっててください」


車にむかおうと思ったら目の前に男が3人。


悠さんの目、怖すぎ…


あ、もう1人倒れた。


あっというまにもう1人も撃沈。


悠さんもやっぱヤクザなんだなぁ…


…あれ?


視界が…歪んできた…


パッと左肩を見るとまだ血がダラダラと流れてる。


感覚なかったから深くいきすぎたかな?


『りゅ…』


名前を呼ぼうとしたけど最後まで呼べない。


うわ…なんか気持ち悪くなってきた。


「葵!!」


あぁ、この声は絶対龍だ…


あたしは龍の声を聞きながら意識を手放した。