きゃらめるみるくてぃー

「りゅう~」


気が抜けてヘラヘラと笑ってしまった。


「…おまえ何血ぃ流しながら笑ってんだ?
危ない奴みたいだぞ?」


何気に龍も失礼だな。


『しょうがないでしょ、盛られて朦朧としてたんだから』


その言葉に龍は反応した。


「盛られただと?」


あの龍大サン?
こめかみに青筋が見えてますけど…


『まぁ、切ったらだいぶ意識ハッキリしたし』


龍大の目はあたしの左肩と腹と頬の3ヶ所を行ったり来たり…


「村田ぁ、てめぇ覚悟しろや…」


いつも優しい口調って訳じゃないけど、今の口調ほんとヤクザみたい…。


いや本物のヤクザだけど今まで実感がなかったから…


「葵ちゃん、手当てを」


悠さんがきて上着をかけてくれた。


『どーも。
…汚れちゃいますよ?』


このスーツ高いんだろうな…


「かまわないです」


優しい人だな…