きゃらめるみるくてぃー

「さ、着いたよ」


健さんに言われて車から降りた。


久々の家。


『あ、汚いけど健さんも入って?』


どうせこの時間は母親はいないと思うし。


いるのは夕方。
夜遊びして朝まで飲んで、昼ぐらいに帰宅して、夕方熟睡!みたいな。


鍵穴に鍵を差し込んだら…


『鍵、あいてる…』


あの母親が閉め忘れたとは考えにくい。


だとしたら…


『げ…』


ドアを開けたらビックリ!
家の中はひっくり返したみたいになっていた。


「葵ちゃん、さがって」


健さんの空気がピリッと張り詰めた。


「葵ッ!!」


ドアの方から呼ばれ、健さんが咄嗟に俺を背にかばった。