慌てて体を起こす芦谷。
どうやら芦谷たちが、向こう側から暗幕を倒してしまったらしく。
そりゃあもう、俺たちより盛大に転げていた。
「せっ、せせせ先輩っ! こ、これはですねー……。」
…………なんか、むしゃくしゃする?
何故か尋常じゃないほど焦る芦谷の隣には、可愛らしい女の子がいる。
2人が一緒にいるのを見ると、どうにも。
……なんで?
胸が苦しい、かも。
「祥一くん、だれー?」
隣にいた小柄で、だけど少し派手めの女の子が、芦谷に腕を絡めながら聞いてきた。
それ、俺があなたに聞きたいです。
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