「すみません、今2人っていけますか?」
「んー、大丈夫っすよ。はい、これ懐中電灯。」
受付の人から小さな懐中電灯をもらう。
って、あれ?
この男の人、どこかで……。
…………うーん、思い出せない。
何、前世の恋人とか?
幼馴染とかありきたりなオチは歓迎してないからね。
面白くないから即退場。
名札を見ると〝遊瀬〟
本当におまえ誰だっけ。
「先輩って、美人ですよねー。」
と、急にその遊瀬くん(?)が言って来た。
「ありがとう?」
ちなみに、美人って言われたのは初めてだったりする。
少し嬉しい、うん。
これでも女の子だから。


