そんなわけで、午前中なら少しになるけど時間は空くだろう。
「あ、ありがとう!」
今まで告白の緊張で張り詰めていた表情を綻ばせた、加耶ちゃんの頭に手を置く。
そのまま優しく撫でれば髪からシャンプーのいい香りがして、さすが女の子だなぁと思った。
「じゃっ、じゃあね!」
「気をつけてー。」
加耶ちゃんの後ろ姿を見送り、俺も教室へと戻る。
あー、なんか、嫌な予感……。
そういえば抜け出さて来たんだった。
絶対志島、怒ってるよね……?
もう、おこだよ!
……なんて、可愛さの〝か〟の字も無いような
鬼の形相で、待ってるに違いない。
「ただいまー……。」
「今すぐその窓から飛び降りろ。それで許してやる。」
「……ごめんなさい。」
ここ、4階なんです。
許してください、志島さん
案の定のお怒りでした。


