「見た目に似合わず、可愛い奴だな、おまえ。」 「はぁ……そうですかね?」 芦谷に近付くなり、志島は芦谷の腕を取って屋上の影へと進んでいく。 うん、肩を組みたかったんだろうけど、届かないから腕なのかな。 「ハッキリ言う。オレはアイツが嫌いだ。」 ちょっ!! それはいくら何でもダメージでか過ぎだよ、志島さん……。 俺に背を向ける格好からして、俺には聞こえないように言ってるんだろうけど、丸聞こえだからね。 俺のピュアな心に、ハートどころか毒でも付いてそうな矢が刺さりましたよ。