「芦谷ー、どこー?」 「ほら、呼んでる。」 「呼んでるじゃねえよ! あれは探してるって言うんだ!」 「どっちでも変わらなくね?」なんてほざいてる和浩は無視して、おれはこれからどうするかを考える。 なんであの人、普通に2年の教室に顔出してんだよ!! 本音を言うと、今先輩には会いたくない。 嘘、本当はこれからおれの命が尽きるまで会いたくない。 あ、尽きたら会えねえか。 とりあえず今はそれぐらい、岸和田先輩には会いたくないってこと。 おれは逃げることに決めた。