話すのは4年ぶり。
顔を見るのは3年ぶりの元カレは、”私“が知る顔よりも、ずっと大人びていた。
「こ、すけ……。」
久々に口にした名前は、思ったより掠れ声で、最早空気みたいなものだった。
「……すみ、あの歌手好きだったろ? 今日サイン会があるって聞いて、もしかしたらすみも来るんじゃないかって思って…………。」
どういう、こと……っ?
「……すみに、会いたかったんだ。あの日のこと、謝りたかった。」
会いたかった……”私“に?
「ウソ……。」
「嘘じゃない。」
「嘘だよ!!」
だってあの日、
あの日、康介は…………っ!!!


