「っ…………。」
ちょっと……いや、嘘。
本当はめちゃくちゃ悔しいけど、今なら思える。
「祥一くん、よかったね…………2人、誰よりもお似合だよ。」
女とか男とか、関係なく
岸和田先輩がいて、祥一くんがいる。
その光景はきっと、誰から見ても理想のカップルだ。
「…………あーあ、あたしも新しい恋がしたいなぁ。」
今度はあまり泣かない恋がしたい。
そう、できたら幸せに溢れ返っているような……
「あれ? 藤崎じゃん。」
「へ……。」
「こんなとこで何してんの? 確か藤崎って帰宅部じゃなかったっけ。」
「遊瀬くん……。」


