「純恋はどこ?」
「え、純恋先輩……ですか?」
「うん。」
結局無茶苦茶のまま、劇は終わって
あたしは舞台の裏方に来ていた。
きっと今、あの子は泣いてるから。
「先輩に何の用ですか。」
目の前、というか、頭上から見下ろす男はあたしを睨んでくる。
「……幼馴染よ。別に〝男〟の純恋に恋する、あんたのライバルじゃないから安心して。」
「っ……知ってるんですか。」
〝先輩が女ってこと〟
声には出てなかったけど、そう言いたかったんだと思う。
「幼馴染、だからね……。」
大事な、たった1人の幼馴染
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