「あんたなら大丈夫……そう思ったあたしがバカだった!!」
いい奴だと思ってた。
みんなから慕われて、人望厚くて
あたしの、自慢の従姉弟だった。
だけどそれは全部、嘘だった。
「凛……。」
「最低、死んじまえ。」
……次の日、康介は学校を休んだ。
何も知らない純恋が、家まで様子を見に行こうとするのを、あたしは必死に止めた。
もうこれ以上、純恋を傷つけたくなかった。
純恋の笑顔が失くなるのは、嫌だった。
しばらくして、純恋と康介は別れた。
純恋は康介から全部聞いたらしい。
泣いて泣いて、ずっと泣いてた。
あたしがもっと早く
純恋がこんなにも、康介を好きになる前に
純恋と康介が、出会ってしまう前に
あたしが、康介の裏側に気付いていれば……
純恋は、壊れなかったのかもしれない。


