とりあえず薄目を開いて、状況を確認…… ……しようとした瞬間に感じた、唇の熱。 「「「「キャーーーッッ!!!!」」」」 会場を包む女の子たちの悲鳴。 俺の頬に触れる、温かな体温。 視界いっぱいに映る、 王子でも何でもない 制服で汗だくだくの……芦谷。 「ぇ……っ?」 な、んで……芦谷がここに……。 ていうか、今の……。 「……先輩。」 「は、い……?」 未だに状況が掴めず、劇も忘れて寝そべったままの俺を、芦谷は