志島とそんなやり取りがあったのが、約30分前。 もう劇は終盤に入っていた。 俺はかと言うと……。 「……ひま……。」 今は、本来俺がするはずだった王子が、森をバックに1人話している。 もうすぐ小人たちと出会う場面だ。 そんなわけで、俺は舞台を前後に隔てる幕の後ろで、ガラスの棺に入って待機。 今俺死んでるからね。 「うぅっ、うぅうう……!」 「おおぉぉ、白雪姫よ……っ!」 あ、始まったみたい。 小人7人が隣で泣いててうるさい。