こんなの、俺らしくない。 こんな、嫉妬みたいな 1つのことに、深く触れるなんて。 「気にしないでくださいね、先輩。藤崎、いつもあんな奴で……。」 芦谷の一言。 〝いつも〟に、ありえないほど、心臓が痛くなる。 「純恋先輩?」 「純恋くん?」 嫌だ、こんな俺は。 これじゃあ、昔と変わらないじゃないか。 コワイ 「先輩っ!!」 気付けば俺は、走り出していた。 真っ暗でゴールも分からない迷路を突っ切り そのまま店の外に出れば、それこそ無我夢中で廊下を走り抜けた。